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胸中を温めて、はじめて着床

33歳の女性、身長158cm、体重60kg、3年間子供が出来ない。10年前から多嚢胞性卵巣といわれていて排卵しにくい。経血量が多く、帯下も多い。生理痛が激しく、塊も多い。また、高温期は36.7℃以下ではっきり二層線になっていない。人工授精は3回ほど行っている。顔色は赤く、疲れやすく、一日中足がむくむ。貧血あり。小便1日4回で量が出ない。肩こりがあり、それに伴う頭痛、頭重がある。また、咳がある。10年間運動をしていなかったので、1日1000回の縄跳びと自家製当帰芍薬散を服用して頂と小便が日に6回になり、むくみがよい。今度は無排卵を目標に、牡丹皮と桃仁入りの漢方丸剤を服用後、一度自然排卵があるも再び無排卵。掌のほてり、帯下、唇口乾燥から、自家製漢方煎じ薬を約2ヶ月服用ではじめて体外受精で妊娠するも、4週で流産。その後以前の咳が悪化、精神面も加わり、喘息となる。胸中を温める甘草と乾姜が入った漢方散剤を兼用2日後、今まではないたくさんの帯下が出て、その後の胚盤胞移植でご妊娠された。無事男の子をご出産された。