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不妊症と妊娠中の動悸

不妊症歴3年の30歳女性は、抗精子抗体があり、中肉、下痢気味、唇口乾燥、肩、首の凝り、腹痛があり自家製漢方煎じ薬3ヶ月で自然妊娠。妊娠14週目で動悸が始まり、「心中悸して煩する」時に使う漢方薬で改善された。出産後3年、第2子妊娠11週目から再び動悸が始まった。同処方で効果なく、発作性心室性頻脈と診断された。動悸の頻度は増え脈拍130位まで上がる。薬方を変更し15日、週3回の動悸が月2回に減り状態は安定した。この方は元来とても繊細の方で始めての妊娠の際は神経が興奮し、内臓の異常な働きを(筋肉の収縮)を緩めることにより動悸が改善されたが、出産後の疲れやストレスにより、動悸の発現理由が変化した。薬方中の芍薬を除いたが効を奏したと考察する。