
今回のご相談者は、東京都に住む39才の女性。身長158cm、体重48kgとやや、やせ型で、5年前より不妊治療を始めました。
治療はタイミング法から開始し、人工授精5回、顕微授精3回とステップアップしてみたけれど、うまくいかなかったそうです。
ご相談に見えたときは、少し精神的にもつらそうな様子でした。
お話を伺うと「もともと神経質な性格で、夜は何度も目が覚めて困る」と言います。不妊治療を始めてから基礎体温表はガタガタと乱れるようになり、最近では更年期ではないかと悩むほど、のぼせや寝汗が出るそうです。
そのほか、足が冷える、肩がこる、疲れやすい、物音に敏感、外を走る自動車の音に過度に驚く、生理前などのイライラ感やウツ感が強いという訴えでした。
そこで、自律神経をととのえて、妊娠しやすい体をつくるためによく使う、 銀座むつみ薬局自家製剤漢方薬を処方しました。
漢方薬を飲み始めて1カ月後、「よく眠れるようになり、肩こり、疲労感も軽減した」と喜んでいました。 そこでさらに同じ薬を続けると、基礎体温はきれいに2相に分かれ、のぼせや寝汗もなくなり、イライラ感やウツなど精神的な症状も落ち着いてきました。
自律神経もかなり安定してきた半年後、妊娠のための仕上げの漢方薬を1日おきに服用してもらうようにしたら、約3カ月後に自然妊娠!
漢方薬を妊娠養生薬に変え、無事にご出産されました。
不妊症治療は、東洋医学では、「瘀血」と言って血液循環を良くする事が基本とされる中、気のめぐりを重視して、本当によくなった例を紹介いたしました。
自己判断よりも、体質に合わせて作った漢方薬は、時としてものすごい力を発揮します。
どうぞ皆様方の良い結果を出せる様に、漢方薬剤師一同、力を尽くして参ります。
