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「自然に学ぶ」・・妊娠する力を高めるために

本能を刺激するような自然のサイクルにできるだけ近い生活を!

畑で薬草や野菜などを育てているとよくわかるのですが、いくら気温が高く、雨がたくさん降っても、植物に実はつきません。気温が高く水が豊富にあれば葉や茎はどんどん伸びて大きく育ちますが、日照時間が十分になければ肝心の実がつかないのです。これが自然の法則。この法則は人間にもあてはまるのではないかと思うのです。

つまり、昔のように、外で働き、太陽の日ざしを十分に浴びなくなったことも、不妊で悩む人がふえることと関係があるのではないでしょうか。日本人はもともと農耕民族ですから、日の出とともに起きて田畑に出て、日が沈むまでお日さまを全身で浴びながら働いていました。屋外で一日中過ごすと体が冷えるのではないかと心配する人もいるかもしれませんが、実は逆で、太陽の熱を全身にたっぷりと浴びてそれを体内に蓄えることができるので、体温は上がります。しかも畑仕事は肉体労働ですから、筋肉もつき、自分で自分の体をあたためる力が身につきます。

この連載で何度もお話ししているように、体の冷えは不妊と大きく関係しますが、こうした自然のリズムに合わせた暮らしをしていれば、少なくとも冷えにくい体をつくれるのではないでしょうか。

現代社会で、しかも都会で暮らしていて、こうした昔ながらの自然のサイクルの生活はむずかしいかもしれません。かといって、日常生活では便利な家電を使い、仕事はパソコンに向かってのデスクワーク、休日にはテレビゲームで遊んだり、出かけるのはデパートやショッピングモールばかり・・・・・・という生活をつづけていては、どんどん自然のサイクルから離れるばかりです。

妊娠・出産は動物の本能の部分に属するもの。大脳で遊び、大脳で生活するような都会生活とは対極にありますので、できるだけ本能を刺激するようなライフスタイルを心がけることが大事なのです。「自然に学ぶ、自然のサイクルで生活する」ために、実践してほしいことをあげてみました。

できることからぜひ始めてみてください。

①食事に気をつける
食材を選ぶときは、白米より玄米のように、加工されず原形に近い形のものを選ぶ。旬のものを積極的にとる。

②休日に田舎に出かける
たとえばハイキングや釣りなど、レジャーも五感を刺激し、頭ではなく体や本能で楽しめるものを選ぶ。

③植物の世話をする
ベランダなどで、日ざしを浴びながら植物の手入れをする。土や緑にふれる心地よさや生命力を実感できる。

④運動をして筋肉をつける
継続した運動。おすすめはなわ跳びやジョギングですが、ヨガなどでもOK。 体を動かす気持ちよさを実感して。

⑤夫婦生活を自然に
「性欲があって、夫婦生活をして、妊娠する」のが自然のサイクル。タイミングばかりを気にせずに、性欲を感じ、高揚した気持ちで夫婦生活を楽しむ。