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夏の子宝養生法

不妊体質は夏につくられる!

漢方では「自然の状態と離れれば離れるほど、体調がくずれる」ととらえます。

そう考えると、日常生活の中でいちばん大きく昔と変化して「自然と遠い生活」になったのが、夏の過ごし方ではないでしょうか。方法は現在とは異なるものの、寒い冬の時期に部屋をあたためることは、昔から行われていました。

しかし、夏の暑さをしのぐため、冷房で室内の温度を下げる……なんていうことが一般的になったのは、せいぜいここ20~30年でしょう。

そしてこの冷房の普及とともに、「夏も体が冷える」ということが起こるようになったのです。

暑い夏は毛穴が開き、たくさんの汗をかいて、体の熱を外に出し、体温調節をします。逆に冬は毛穴を閉じて、体から熱を逃がさないようにしています。しかし毛穴が開いた夏に冷房のきいた環境で生活していると、毛穴から冷気が体内に入り込み、どんどん熱が奪われ、冬よりもずっと体が冷えてしまいます。

体の冷えは不妊の大きな原因になります。冬は「寒いから体を冷やさないように」と意識していますが、夏は快適さを求めて、冷房を使う、冷たいものを食べるなど、つい体を冷やすことをしてしまいがち。

「暑い夏、いかにできるだけ自然に近い形で生活できるか」が妊娠しやすい体質づくりにも関係します。

たとえば、自分で冷房の調節ができないオフィスでは服装などを工夫する、家では薄着でできるだけ冷房を使わない生活をするなど、できる範囲で冷えから体をガードしてほしいと思います。

トマト、きゅうりなど、夏が旬の食べ物は体を冷やしますので、冷房のきいた環境の中で暮らしているのであれば、避けたほうがいいでしょう。

水分をとりすぎるとホルモンが薄まる!

夏はどうしても水分を多くとりすぎてしまう傾向にあるので、体もむくみやすいもの。むくみも冷え同様、不妊症を形成する要素ですから、むくみ予防もしっかりと!

「水分は、汗をかいた分だけ補給する」ようにしましょう。

1日に約160ℓの原尿が作られ、その約99%が再吸収されます。

つまりそれだけ人間の体にとって水分は大事で、体は水を外に出さないようにするものなのです。

だから水分をたくさんとれば、体はむくみやすくなって当然なのです。

植物に水をあげすぎると枯れてしまいますが、それは根にある抗菌物質が水で薄められてしまうから。人間の体が持っている抗菌物質は白血球ですが、水を飲みすぎると、この白血球が薄くなるだけでなく、ホルモンも薄くなるということを覚えておきましょう。