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母性をとり戻そう (妊娠する力を高めるために)

母性を失っているために、不妊に悩むかたが増えているのかも?

不妊症でご相談にいらっしゃる方から 「他人が連れている赤ちゃんやよそのお子さんの姿を見ていると、落ち込んでしまう」と言われることがよくあります。

そういう方の中には「赤ちゃんや子どもを見ているとつらくなるので、小さな子どもたちが集まるような場所を避けています」とおっしゃる方もいます。

よそのお子さんを見て悲しくなったり落ち込んだりするのは、「望んでいるのに子どもが授からない」「一生懸命努力しているのになかなか妊娠しない」と悩む不妊症の方にとって、ある意味当然といえる心情なのかもしれません。

しかし、私たちは、それは不妊に悩むかた特有の気持ちだから、というだけではなく、もしかしたら現代の女性が全般的に母性という本能を失ってしまったことも一因なのではないか、と思うのです。

人間が本来持っているはずの母性を失いつつあるということも、いま、不妊に悩むかたがふえている現象につながっているのではないでしょうか。

たとえば「1人目を授かるまでには苦労したが、2人目はわりと簡単に授かった」といったことをよく耳にします。

これなどは、1人目の赤ちゃんを育てているうちにその女性の中にある母性が強くなり、それが体のコンディションを整え、次の妊娠につながったのかもしれません。

自然にふれる、植物を育てるなどして母性を強めてみませんか?

本来、母性とは、おおらかでやさしく、赤ちゃんを包み込んで育てようとする才能で、人間の持つ本能の一つです。

しかし夫の帰りがおそい、仕事の人間関係でイライラする、悩みがあって家に閉じこもりがち・・・など、いつも不満をかかえてギスギス・イライラしていると母性のエネルギーはどんどん弱くなっていきます。

最近はお仕事を持ちながら不妊治療にとり組むかたも少なくありません。

仕事の場、「社会」は、ある意味戦場のような場所です。戦前の多くの女性のように畑を耕すのが仕事というのであれば、それはよい運動になりますし、植物を育てることで母性につながるエネルギーがはぐくまれていったことでしょう。

しかし朝から晩まで机に向かってパソコンを打つような現代社会の仕事では、運動不足にもなりますし、何かを育てる、慈しむという場も多くないため、母性のエネルギーも弱まるばかりです。

ですから、そんな自覚のあるかたは、せめて休日だけでも自然のたっぷりある田舎に行って過ごしたり、緑のある公園に散歩に行くなどしてみてはどうでしょう。

時間がないというのであれば庭やベランダなどで植物を育てたり、小動物などペットを飼って世話をするのもよいですね。

日常生活でイライラした心もいやされるでしょうし、何かを育てるという体験そのものが、女性が本来持っている母性本能を強めてくれるのではないかと思うのです。