不妊症改善例(流産を乗り越えてご懐妊)

不妊症改善例(流産を乗り越えてご懐妊)

やっとの思い出でご懐妊されたのに流産してしまうことは辛いことです。精神的に尾を引いてしまうからです。10年間悩んだ後、気持ちが落ち着いて結果が出た方もいました。人は心を治すほうが大変なのです。

Mさんがご来店されたのは、じめじめした6月の終わりでした。やはり心に大きな傷を背負っていてとても辛そうでした。病院では、治療しているのですが、なかなか成果が出ません。4年前の流産は赤ちゃんに問題がありましたが自分を責めてしまいます。ストレスで体重も10kg増えました。舌を見せていただきますと先に赤黒い点々が見えます。これは血流が悪い場合に目立ってきて、卵巣嚢腫の方はよりひどくなります。冷えのぼせがあり、疲れやすくめまい立ちくらみがあります。肩こりがひどく腰は冷や冷やしています。この場合、手のひらのほてりと、唇の乾きがあれば、温経湯(うんけいとう)で間違いありません。3ヶ月服用して頂きました。体重も5kgほど減り、お腹が温まり、手のひらと顔のほてりもなくなりました。今度は、生理前にドッドッと突き上げられる感じがして汗が出てくる症状がひどくなりました。肩こり首凝り頭痛が夕方に強くなります。この症状は月経前症候群(PMS)といいます。柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を服用していただき、1ヶ月でその症状がすべてなくなりその翌月にご懐妊されました。37歳で無事ご出産されました。

悩みを溜めないで、気持ちが開放されれば漢方の効きもよくなります。流産を繰り返す方は、不安にならず、もっと肩の力を抜いて大きく呼吸をして、少しずつ進んでいきましょう。お母さんが自然体になることが赤ちゃんにとっても居心地が良いのです。